ヘッズアップの進め方|2人卓のボタンと行動順を確認

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ポーカーを2人で練習するときや、大会の最後に2人が残ったとき、まずそろえたいのはボタンと行動順です。最初から2人にカードを配るヘッズアップでは、ボタンの人がスモールブラインド(SB)を出し、プリフロップでは先に、フロップ以降では後に動きます。

「SBはいつもフロップで先」と覚えていると、ここで混乱します。この記事ではノーリミット・テキサスホールデムの2人卓に絞り、誰がいくら出し、次に誰が判断するかをたどります。勝つための参加ハンド表より先に、1ハンドを正しい順番で進められるようになりましょう。

2人卓と、そのハンドだけ2人が残る場面

ヘッズアップという言葉は、2人だけのゲームにも、多人数の卓でそのハンドに2人だけ残った状況にも使われます。ただし、途中でほかの人が降りても、ボタンやブラインドの位置をその場で付け直すわけではありません。

たとえば6人卓でSBとBBだけがフロップへ進んだ場合、ボタンはもとの席に残り、SBが先に動きます。これに対して、最初から2人で新しいハンドを始める場合は、ボタンとSBを同じ人が担当します。以下で扱うのは後者です。

大会で3人のうち1人が敗退したときも、その勝負が終わった後の新しいハンドから2人卓の配置になります。まだ進行中のポットで、ボタンを動かさないようにしましょう。

ボタン兼SBとBBの役割を決める

架空の2人卓で、Aさんがボタン兼SB、BさんがBBとします。ブラインドは50点/100点、アンティ・その他の強制拠出・手数料なし。両者に十分なチップがあり、以下の例ではオールインになりません。

  • Aさん:ボタンを置き、SBとして50点を出す
  • Bさん:BBとして100点を出す
  • カードを配る前のポット:50+100=150点

標準の配り方ではBB、ボタン兼SB、BB、ボタン兼SBの順に1枚ずつ配ります。ボタン兼SBに最後のカードが渡り、2人とも手札が2枚になります。役の強さや、手札とボードから最も強い5枚を作る方法は、普段のホールデムと同じです。

この配置と行動順は、Poker TDA公式ルール資料の2026年版v1.1、規則36Cで確認できます。TDAは大会運営の共通規則であり、実際の会場が採用する版や追加ルールは主催者に確認してください。

プリフロップではボタン兼SBが先

最初に判断するのはAさんです。50点を出していても、BBの100点にはまだ足りません。Aさんはフォールド、50点を追加して合計100点へコール、または必要条件を満たす額へレイズを考えます。この時点のチェックでは参加を続けられません。

コールから始まる例

Aさんが50点を追加すると、両者の拠出は100点ずつになります。ここでBさんにはチェックかレイズの判断があります。Bさんがチェックすれば、ポット200点でフロップへ進みます。Aさんのコールだけで、自動的にフロップが配られるわけではありません。

レイズから始まる例

別の例として、Aさんが合計300点へレイズしたとします。既出の50点があるので追加は250点。Bさんがコールするには、既出100点に200点を足します。両者300点ずつ、ポット600点です。300点は計算用に選んだ額で、推奨サイズではありません。

Bさんが再レイズすればAさんに判断が戻ります。誰かがフォールドした場合はその場でハンドが終わり、まだ払われていない将来のコール額をポットへ足してはいけません。

フロップ以降ではBBが先

300点へのレイズにBさんがコールした例を続けます。フロップが出たら、最初に判断するのはBさん、つまりBBです。Aさんがプリフロップでレイズしたことは、この順番を変えません。

Bさんがチェックしたら、Aさんがチェックまたはベットを選びます。Aさんもチェックすれば、次のターンへ進みます。Aさんが200点をベットしたらBさんに判断が戻り、Bさんが200点をコールするとポットは600+200+200=1,000点になります。

その後のターンでも、リバーでも、2人がチップを持って残っていれば最初はBBです。「後から動く」とは、各ラウンドの最初の判断が相手より後という意味。ベットやレイズが入れば返答が必要になり、ボタンの1回の行動で毎回終了するわけではありません。

紙に「プリフロップ:A→B」「フロップ・ターン・リバー:B→A」と書き、ベットが入ったら返答の矢印を足すと整理しやすくなります。オールイン後など、追加でベットできる人がいない場合は、通常の順番どおりにチェックを繰り返す必要はありません。進行はディーラーに従います。

2人で新しいハンドを始める卓ではAがボタン兼SB、BがBB。プリフロップはAからB、フロップ以降はBからA。SB50・BB100でAが合計300へレイズすると追加250、Bが200追加でコールするとポット600。6人卓で途中から2人が残る場面とは区別する。
2人卓はボタン兼SBがプリフロップで先、フロップ以降で後。ベットやレイズがあれば判断は戻ります。

3人から2人になったときは、次のBBを確認

大会の終盤で3人から2人になると、ボタンをいつもどおり1席だけ動かす、という覚え方では困ることがあります。TDAの規則36Cでは、同じ人が続けてBBにならないよう、ヘッズアップ開始時にボタンを調整する場合があります。自分たちで決めず、ディーラーの配置を確認しましょう。

たとえば直前の3人卓が、Aさん=ボタン、Bさん=SB、Cさん=BBだったとします。このハンドでAさんが敗退した場合、次の2人卓でCさんへ連続してBBを置くのを避けます。通常のブラインド進行を前提とすると、Cさんがボタン兼SB、BさんがBBとなる例です。

これは特定の配置を使った練習です。欠席、ペナルティ、席移動、ボタンの誤配置などがある状況まで、同じ図だけで裁定はできません。移行時に分からなければ、チップを出す前に「次のBBはどちらですか」と確認します。

2人になってから確認しておきたいこと

  • アンティの扱い:2人になっても続くか、額が変わるかを大会の規定で確認する
  • 持ち時間:ショットクロックやタイムバンクがある場合は残りも確認する
  • チップとブラインド:自分と相手それぞれの残りをBB単位で把握する
  • 学習資料の条件:多人数卓の表を、そのまま2人卓の表として使わない

2人なら相手の候補が必ず弱い、毎回レイズすればよい、とまでは言えません。スタック、参加方法、相手の対応、大会の条件で判断は変わります。まず行動順をそろえ、その上で2人卓を対象にした教材へ進むのが練習の順番です。

確認問題

  1. Aさんがボタン兼SB50点、BさんがBB100点です。Aさんはプリフロップでチェックできますか。
  2. Aさんが合計300点へレイズし、Bさんがコール。フロップで最初に動くのは誰ですか。
  3. 6人卓で4人がフォールドし、SBとBBだけが残りました。ボタンはSBへ移りますか。

答え

  1. チェックでは続けられません。コールするなら50点追加して合計100点に合わせます。Bさんにはその後の判断が残ります。
  2. Bさん、つまりBBです。レイズした人や、前のラウンドで先に動いた人が、次も先とは限りません。
  3. 移りません。ハンド途中の残り人数だけでボタンは変えず、この場面ではフロップ以降もSBが先です。

今日の練習

カードを使わず、2人分の名前とボタンの印だけで、コール→チェックと、レイズ→コールの2通りを声に出して進めてみましょう。次のハンドでは役割を交代します。金額を入れるときは「合計」と「今回の追加」を別に書くと、順番と計算を一緒に確認できます。

言葉に迷ったらポーカー用語集、練習を増やしたければ初心者向けの練習方法へ。多人数卓でSBとBBだけが残る場面は、別原稿「SBまで全員フォールドしたら」と比較できます。資料を使う練習はプレー前後に行い、進行中は会場の規則を守ってください。

参考にした一次情報

内容確認日:2026年10月6日(日本時間)。計算・カード例は独自の架空教材です。特定の最適戦術・実戦頻度・利益や勝利を保証する記事ではありません。