SEO

SEO対策に必要なツールまとめ 種類別に有料無料で紹介

SEO対策ツール

SEO対策をしていくために検討したいのがツールの利用です。

基本的には無料で使えるものが多く、有料だからといってあなたのサイトで活用できるとも限りません。

あなたのサイトで対策したい部分を理解し、ツールを活用していきましょう。

ちなみに有料ツールは月数千円から数十万円。無理して利用する必要はなく、できることから行っていき、SEO対策をして売上が上がった分を回していくのが良いでしょう。

集客や売上がたたないまま、有料ツールを使って数字をあげられなければ無駄な出費になってしまいます。

SEOツールの種類

SEOで使用するツールは主に3つ。

  • 分析・モニタリングツール
  • 調査ツール
  • レポーティングツール

この中で基本的に有料なのが調査ツールとなります。これがなんとも高い。サイトを運営してライティングだけに集中したいなら調査、レポーティングツールが必要になってきますが、自社サイト内の分析やモニタリングだけでも色々と見えてくるので、それ以上効率化したい場合に有料ツールの導入を検討しましょう。

分析・モニタリングツール

基本的に無料で使え、初期に設定しておくことであとは数字を見るだけのモニタリングツールです。設定さえできてしまえば、あとはモニタリングし、分析に活かすだけなのでこれからサイトを作る方は必ず導入しましょう。既存のサイトがありつつも導入していない場合、導入前の過去のデータは見ることができないため、注意しましょう。

Google Search Console

昔は検索キーワードがアナリティクスなどでチェックできていたので、検索者のニーズがもっとわかったのですが、今ではデータ上にオーガニック検索と書いてあるだけ。

ただグーグルサーチコンソールでは、Google検索で自分のサイトを訪れた場合に限り検索キーワードの情報が取得できる機能があります。

他にもサイトのエラーやペナルティなどが起きた場合にも通知が来るようになっています。

基本的な使い方は定期的にどのようなキーワードで集客しているのか、順位の変動はないかをチェックするもので、集客ワードはあなたのサイトの要になる部分です。

そこから関連したものを強化したり、流入キーワードからユーザーのニーズを汲み取ったりと施策に活かすことが可能です。

外部からのリンクやGoogleへのインデックス登録など、検索結果に表示されていない初期の場合にでも、クローラーが来てもらえるようお願いすることもできます。

ただ、Googleが提供しているツールなのでGoogleのデータしか取得できない(Yahoo!やその他の検索エンジン情報は取れない)データがリアルタイムではなく数日遅れで反映されるという点には気をつけてください。

Search Console自体は変化に気づいたときに対応策を作るため、他にすることがないときに新規キーワードの流入やデータエラーの対応などで使います。毎日見る必要はないですが、蓄積されたデータから分析ができるため、早めに導入しておきましょう。

Google Analytics

上級者になると複雑な設定をして活かすこともできるアナリティクス。

導入初期は自社のバロメーター管理として日々のアクセスを見るのに使ってみてください。

リアルタイムでアクセスがあるだけでワクワクしますが、見てるだけでは活かせないので、少しずつ設定を行っていきましょう。

自然検索・広告・他のサイトからの流入測定ができ、設定を行えば成果の計測やユーザー情報(個人情報に引っかからないデータ)ユーザー行動など、ウェブサイトの解析に役立てることができます。

あなたのサイト、男女比率やパソコン、スマホのアクセスなど把握していますか?それだけでもどういったニーズがあって、どういうサイトを作ればいいかペルソナの設定に役立てることができます。

有料のものだとDeep Crawlやパスカルなどがありますが、どちらかというとプログラム向けのHTMLや内部リンクなどサイト全体像の部分の対策になります。

ないよりは合ったほうがもちろんいいのですが、月額で3万~5万、サイト規模によってはもっと高い値段となってしまうため、サイト設計やコンテンツが出来上がってから自社の弱みをなくすために導入するのが良いかもしれません。

調査系ツールと合わせて検討しましょう。

調査系ツール

調査系ツールはたくさんありますが、こちらも有料のものを利用せずともできるところからやっていくのが良いでしょう。

他社のサイトや外部のデータを見るためにはそれなりに値段のかかる有料ツールばかりなのが難点。競合調査などには向いているのですが、他社と比較するよりも自社内でいいものを作り、上位表示を目指すのが確実です。

Googleキーワードプランナー

登録が必要ですが、広告出稿時の目安となるデータを取得できる機能です。

キーワードのボリュームが確認でき、月間検索数が分かるようになります。もし広告を出す場合は活用することになるので入れておいて損はないでしょう。

キーワードのボリュームをなぜ調べるのかというと、検索されないキーワードで記事を書いてもアクセスが見込めないからです。

ただ、これに関してはSEOコンテンツでユーザーニーズを把握しているのであれば不必要な部分かなと思っていますが、稀にお宝キーワード(検索ニーズはあるのに競合サイトで書かれていないなど)があるため、使って損はないでしょう。

Ahrefs(エイチレフス)

有料ツールですが、他社サイトの情報を手に入れるためには有能なツールです。

ただ安くても月額1万円程度、プランによって10万円ほどになります。

被リンク調査のためのツールでしたが、独自のクローラーによって他社サイトの被リンク情報や上位キーワード、順位などが把握できます。

ただ、これに関してGoogleが提供しているデータと合致しない部分もあり、鵜呑みにするのはよくありません。

あなたのサイトが完成しており、競合を調査する目的であれば利用価値あり!ただサポートが英語のため、そこだけがネックポイント。あとは値段と自社の対策内容に合わせて利用するのが良いでしょう。

ミエルカ

月額10万円~という費用ですが、エイチレフス同様他社サイトの情報が見える有料ツールです。

アナリティクスやサーチコンソールと連携できるため、レポーティングツールも利用可能。

営業資料を作る際に利用することがあります。コンテンツ作成のヒントになることが目に見えるため、今後の施策の効率化になります。

キーワードマップ

こちらも調査系の有料ツールですが、市場調査やサイトの競合調査を手軽に行うことができるので、これ一つあれば問題なし。ただ費用に関してはプランによって異なるのと、問い合わせをしないと値段が不明です。

外部ディレクターとしてこのツールを利用させて頂いていますが、これ一つで外部リンク以外の情報は手に入るため、エイチレフスやミエルカなどと一緒に利用すれば、競合サイトの中身はある程度把握できるようになります。

費用は…月額数十万ということだけお伝えしておきますね…。

レポーティングツール

基本的には分析結果を自分でレポートするのが確実です。

目的に合わせたデータを抽出して、次の施策を提案してみましょう。

ただ、アナリティクスやサーチコンソールはサイト運営者しか見ることができず、やり方を伝えるのも大変です。

そんなときにアナリティクスやサーチコンソールのデータを連携して出力できるのがデータポータルです。

カスタマイズも簡易的にできるようになっているため、出したいデータをまとめられるのがメリット。テンプレートがあるので難しい設定は不必要です。

ただ、自社内だけ、自分のサイト運営だけであればアナリティクスとサーチコンソールのデータを見ているのと変わらないため、複数人で同じデータを確認する場合などに利用してみてください。

自社サイトを理解して施策を練ろう

SEOに役立つツールを紹介しましたが、重複する部分もあります。基本的には無料で行える施策で問題ありませんし、他社と比較したところで自社の強みを活かせなくなっては本末転倒。

個人的にサイト運営をしていく中で必要なのは、Google Search ConsoleとGoogle Analyticsだけ。

あとは紹介していませんでしたが、有料ツールのGRCで検索順位を追っているだけになります。(年間数万程度)

仕事として使う部分でキーワードマップなどを利用していますが、個人での範疇ではないかなと思いました。

自分のサイトが誰よりも優れているのに検索結果の上位にあがらないというのであれば、有料ツールを利用する価値はあると思いますが、そのお金をかけてまでそれ以上の売上があげられるのかどうかは考える必要がありそうです。