SEO対策と聞いて、自分たちではできないからプロにやってもらおうなんて思っていませんか?もちろんその方が手っ取り早いですし、効果もあがるでしょう。
けれど、そこまで費用がかけられない会社や個人のサイトの場合、自分たちでできることから少しずつ手を加えてみませんか?
- SEO対策って何?一体何をすればいいかわからない
- 費用をかけずにできることからやってみたい
- どんなツールを使えばいいかわからない
そんなあなたに無料でできるSEO対策とやり方についてお伝えします。
SEO対策って何をすればいいの?
最初にお伝えしたいのは、SEOに裏技的なものはあまり存在しません。ないとはいいませんがシステムのバグだったりブラックハットSEOであげている場合もあります。いずれバレてアルゴリズムのアップデートの際に順位が下落する可能性があるため、やるならば正攻法で勝負するのが良いでしょう。
基本的なSEO対策やSEOって何?という方はこちらの記事を御覧ください。
https://web.raptorperch.co.jp/seo/
リンク先でもお伝えしていますが、検索結果というのはユーザーが調べたいこと、悩んでいること、知りたいことを検索する場所です。
ユーザーが検索する「答え」を記事にしよう
まずはサイトでどのような顧客がいて、どういうキーワードで検索をするのかを考えましょう。
サンプルとしてこのあと紹介しますが、今回は鷹の一種であるハリスホークという動物についてまとめたサイトをご紹介します。
このサイトのニーズとしては、害鳥防除、駆除や飼育に関することがメインです。他にもハリスホークというウイスキーがあったり、競走馬がいたりしました。
ニーズが深いものをサイトにまとめたいため、ウイスキーとペットの鷹という部分でピックアップしています。
このニーズにあった部分で記事を執筆していくのがコンテンツSEOになります。
コンテンツSEOのやり方
コンテンツSEOとはユーザーが検索する内容に剃ったコンテンツを継続的に発信し、自然検索からの集客を目指すSEO対策となります。
簡単に言えばユーザーが知りたいことに対して性格に応えるコンテンツということになります。
これから実際に検索意図の分析方法やサジェストなどを利用し、ユーザーが求めるコンテンツを探していきたいと思います。
実際に作成したホームページ
ここでは実際に制作したホームページを元に紹介していきます。
ハリスホークに関する記事を入れたサイトで、デザイン、執筆、基礎設計含めすべて私が担当しました。
SEO対策用のデモサイト代わりなので、もう少しデザインを考えればよかったなと後悔しているため、ある程度リニューアルするかもしれません。
ドメインもサブドメインで、テーマはcocoon。基本的に無料で制作したものです。
コスト的な部分は、サーバーとドメイン代、あとは時間だけ。
これからブログやサイトを作る場合でも、デザインや記事制作に自分の時間を使っていくことは変わらないので、1ヶ月あればこれぐらいのサイトができる(かもしれない)ぐらいに思っておいてください。
※順位の変動をチェックしているので、微調整は日々行っています。
実際のホームページと検索順位について
ここからは実際どういう風にこのサイトの設計を行い、コンテンツを入れてきたのか実務ベースのお話をしていきます。
基礎設計から制作までは約1ヶ月ほど。順位がついたのはそれから3ヶ月後だったため、これからサイトを制作しようとする場合、結果をすぐに求めないことが大切です。
もちろん上がったあともグーグルのコアアップデートなどで順位が上下しますが、設計やコンテンツがしっかりしているならあまり心配しなくても良いのかなと思っています。
基礎設計が一番大切
細かいやり方はあるのですが、ここではツールを活用した設計方法をお伝えします。
キーワードの分類を視覚化! ちえのわ
無料で使えるツールですが、サジェストは網羅されていないため、ニーズの把握を客観的に見るために使っています。もちろんこれも簡易的なものなので、しっかり作り込むときは自分の目でリサーチをして確かめつつ作ってみてください。
ここにサジェストを照らし合わせて、記事のカテゴリー分けやニーズと振り分けの再確認をします。
サジェスト確認はラッコキーワード
サジェストチェックツールはラッコキーワードを使用しています。
サジェストとは、検索時に出てくるメインワードの続きのようなものです。
検索をしようとしたときに出て来ると思いますが、画像のようなものです。
これをラッコキーワードで抽出すると、検索されているサジェストが一覧で出てくるので、こちらを利用しましょう。
このサジェストを右上の全コピーからスプレッドシートに書き出し、ちえのわで抽出したものと実際に記事にするものを選別していきます。
ある程度知識のあるキーワードであればなんとなくの振り分けでもニーズを間違えることはないのですが、全く知らないキーワードであっても、ここでしっかり振り分ければしっかりとしたニーズを掴むことができるでしょう。
見た目で判断できる人はちえのわのようにXmindなどを使って図で理解するだけでも問題ないと思います。
実際記事を書いて管理していくことを考えると、スプレッドシートなどで管理するのが良いでしょう。
このように、そのキーワードがどこに付随するのかこのあとに1記事単位のタイトルや見出し、コンテンツに必要な共起語などをチェックして執筆をスタートしています。
共起語検索ツールで関連用語をチェックしよう
共起語とはメインキーワードになるものに付随して使われる言葉として認識していただければ幸いです。
ハリスホークで当てはまるのはウイスキー関連の共起語しか出てきませんでした。
もちろん有料ツールではしっかり出ていたので、これらを組み合わせてサイトの設計、記事の設計、キーワードと共起語を確認して制作していきます。
基礎設計ができていれば、カニバリ(重複記事)なども作られず、ニーズに沿った記事が作成できるので、サイトが大きくなっても問題なく運用できるようになります。
他にもできる初心者ができるSEO対策
サイト設計やコンテンツがSEO対策しながら作れれば、ある程度の上位表示は難しくないでしょう。
ただ上がりきらなかったときにしたいことは山程あります。
SEOの内部施策
内部施策としては検索キーワードの調査選定は先程お伝えしたとおりで、それ以外にできることは、タイトルの設定や見出しタグ、コンテンツなどの重要な場所から、metaタグや画像altなど細かいところですが、気にしないより気にした方がいいというレベルまであります。
サイトの設計ができていれば問題ありませんが、内部リンクの見直しも重要です。孤立した記事があるとやはりアクセスのない無駄記事になってしまうので。
ページ速度のアップもhtmlやcssなど知識があればいいのですが、わからないことも多々あると思います。情報として調べてみると色々出てくるので改善に役立ててみましょう。
SEOの外部施策
これに関しては良質なコンテンツを引用してくれるようにならないとなかなか、外部評価は上がらないため、自分自身でできることは多くありません。
良質なコンテンツを作り、引用されるようにしましょう。
もちろん自分でできることとしては、同じようなジャンルやキーワードで別のサイトを作って引用するのも手ではありますが、ブラック手法に似ているため評価が取れるかは微妙かもしれません。
自分でできるSEO対策まとめ
キーワードからひとつのミニサイトを作るための基礎設計のお話でした。
このようにして、サイトの初期設計、キーワード選定、記事の企画構成、アップしたあとの順位を追いかけて修正していくのが日々の作業となります。
今ある検索結果の上位以上の中身のある内容を書けるかどうか、ライターと打ち合わせをしながら進めていくため、すぐに記事が出来上がりませんし、時間のかかる作業になります。
ライターさん全員がこの知識があって、しっかりと執筆できるのであればいいのですがなかなか難しいですよね。
ここでお伝えしたのは、企画設計に携わる分野で、これをディレクターと打ち合わせし、ライターさんに依頼をしています。
1つのサイト、1つの記事に対して手間暇はかかりますがここまでやることで、ニーズを抑えたサイト、記事が出来上がるようになります。
サイトの検索順位が上がらない、どう設計していいかわからない人はこちらを参考にして記事を執筆してみてくださいね。