「ハハッ よろしくねっ!」
ネズミが話せるならこんな感じで気軽に侵入してきます。
カリカリカリカリ…。
何も家にいないはずなのに、音がする。
最初は心霊現象かと思っていたのだが、実際ネズミが走っているのを見てしまった。
それまでは、本当に心霊現象かと思っていたのですが、鳥さんのおやつがキッチンに落ちていたり、ごみ箱に入れたはずのものが外に出ていたりと、不可解なことが続いていました。
目撃したからにはすぐにネズミ捕りをセットし、ネットで情報を漁った結果、ネズミの通り道を塞げば解決できるということが分かり、対策を行いました。
それでもまた1年後我が家にカリカリ音がするため、穴を見てみると再度開いていたので、今までの経験から対処法と、処理法をお伝えします。
必要なものは、ネズミ捕り、スプレー、穴を塞ぐための道具のみとなります。
ご自身で通り道を見つけられない場合は、早めに業者に相談しましょう。配線をかじられてショートし、火災に発展する場合もあります!
ネズミの出現条件とは一体何か?
我が家がネズミ被害にあったのは、2017年のお盆。
それ以前から物音がするということで、不安な日々を過ごしていたのですが、お盆中夜遅く帰宅した際に、ネズミが走っている姿をリビングで目撃してしまいました。
最初はゴミが漁られたり、鳥の餌がキッチンにあったりと不思議なことが続いて、心霊現象かと思っており、引っ越しを検討していたぐらいです。
なかなか目撃することはないと思うのですが、物音がしたり、カリカリと削る音が聞こえたら要注意!
音の発生原因から約1か月たって、実物を見ました。
では、なぜネズミが出現したのでしょうか?
ネズミが家に入ってくるルートがあることと、餌があることがネズミの出現条件となります。
我が家には「鷹」がいるのですが、鳥の部屋ではなく、リビングでお菓子の残りカスや、鳥の餌のカスがネズミの餌となっていたようです。
家にネズミが現れる時に確認したい場所
侵入経路としてあなたが考えていない場所からの侵入も検討しなければいけません。
良くある例と、我が家での実例を紹介します。
ネズミはげっ歯類で、歯は永遠と伸び続けるため、噛むことで前歯を削っています。
網戸程度なら簡単に穴をあけられるため注意しましょう。
キッチン周りは水道、ガス、電気のライフラインが集まっているため要注意
キッチンでは、ガスや水道、電気を使用しているため、配線や配管を通すための穴がたくさんあります。
シンクの配管、ガスの配管、電気の配線で屋外に繋がっているところは要注意!
小さな隙間でもしっかり埋まっているか確認しましょう。もし、少しでも穴がある場合は、パテなどで穴を埋めるとその他害虫の対策にもなります。
我が家はガスコンロを去年交換したのですが、このガス管工事が甘く、穴が塞がれていませんでした。
ガス管の直径が10円玉程度なら、穴自体が500円玉ぐらいあり、その穴が削られて侵入した形跡がありました。
トイレも外部や排水のために繋いでいる配管を要チェック
日常的に使うトイレですが、主に排水が屋外へと繋がっています。
この配管を通すためにあけた穴が大きく、しかも処理されていない場合、その穴から侵入される恐れがあります。
マンションでも一軒家でも要注意 2階や壁の隙間から侵入される
配管や配線を確認したけど、大丈夫そう。けどちょっと待って。
電線から繋がっている部分や、屋外から侵入できる小さな隙間も要チェック!
電線を渡ることもできるネズミがいるため、屋外から屋内に引き込んでいる配線もチェックしてください。
侵入で多いのが、配電盤、ブレーカー。
配線を噛むこともあり、停電になることも。ショートするため火災の原因にもなります。
あとは戸袋があったり、壁の隙間、いたるところから侵入してくるため、穴という穴をチェックしていきましょう。
次に確認したいのが、ネズミが侵入しているかどうか!
穴があっても、部屋をキレイに保っていたり、餌がない場合寄り付くことはあまりないと言えるでしょう。
確認したいのは下記の3点になります。
ネズミが侵入しているかどうかを確認するための三点!
- ネズミがどこから侵入するか確認すること
- フンがあるか確認すること
- ラットサインを確認して通り道を探すこと
ネズミがどこから侵入しているか確認
まずは、ネズミがどこから侵入しているのか確認しましょう。
我が家では、目撃したネズミがガスコンロ下に逃げたことを確認したため、侵入場所が分かりましたが、実際目撃するまで、出入りする場所を見つけることは困難かもしれません。
先ほどの侵入個所を確認して、怪しい場所はメモしておきましょう。
家の中にネズミのフンがあるか確認
次に確認したいのが、ねずみのフン。
細長くて鉛筆の芯のようなフンをします。
家の中に落ちていないか確認しましょう。冷蔵庫の下や、キッチンの下など、確認できるところは確認しましょう。音の発生地点は怪しいため、しっかりとチェックです。
見つかれば、出入り口が分かるかもしれません。
それでも分からない時は、ラットサインを探そう
ラットサインというのは、ネズミが通った時にできる足跡のようなもので、油汚れのように黒ずむことが多いです。
屋外でラットサインを目撃した場合は、そこから侵入できそうな隙間付近を確認してみましょう。
家の中で見つけた場合は、侵入していてラットラインがついている場所を通り道としています。
侵入している隙間が近くにあるため、探し出しましょう!
全ての解決法はネズミの通り道を塞ぐこと
侵入経路やルート、フンの有無でネズミが侵入しているかどうかが分かりましたね?
もしまだ侵入されていなくても、重要な対策はこの1点のみ!
ルートを塞ぐこと!
ただ、パテで穴埋めするだけでは、削られることが多く、再発防止のためにも鉄板を打ち込みましょう。
仮に空気を通り道(換気扇)などの場合、塞ぐにしても網戸のような強度の低い物では対策になりません。
噛んでも壊れないものを使いましょう。
隙間に金だわしを詰め込んでパテ埋めする方法も効果的です。
我が家での対策方法は、穴を見つけたのはいいが塞ぐものがなかったため、アルミ缶を分解し、穴の周りを塞いでパテで隙間を埋めました。
道具を揃える時間がある場合は、次の被害が起こる前にしっかりと上記を準備し、穴をしっかりと埋めておくと良いでしょう。
我が家では1年後、またカリカリと音がしたので、塞いだ穴を見てみると、アルミ缶で塞ぎきれなかった隙間のパテがはがれて、再度侵入されていました…。
やるなら徹底的にやらないと二度手間です。
穴を塞ぐ際に必要な道具一覧 作業が難しい場所もある
実際穴を見つけたけど、キッチンの奥に繋がっている配管の穴を塞ぐ方法が分かりませんでした。
ギリギリ手が届くところですが、コンロを全部外したり、キッチンごと外すことは簡単ではありません。
長い物があり、穴を塞ぐ方法を考えましょう。
我が家で使用したのは以下の物です。
インパクト。壁を塞ぐアルミ缶を打ち付けるときに使用しました。
釘を打ったと言っていますが、インパクトでネジを打ち込んだといった表現が正しいでしょう。
トンカチを叩くスペースもなく、ドライバーだと遠くて力が入らないため、インパクトがなかったら対処しきれなかったと思います。
本格的に使うならマキタがおすすめ。
バッテリーは他のマキタ製品と一緒に使えるので色々揃えるなら統一しておくとよいでしょう。
次に使用したのがネズミよけ。
めっちゃミントの香りする…というか人も耐えられないぐらいなので要注意。
穴を塞ぐ前に穴の向こうに吹きかけました。
侵入予防にも利用価値はありますが、屋内での使用は匂いがきついかもしれません。
穴を塞ぐ際に使用したパテ。壁の向こうに壁がある場合もあり、金だわしを突っ込んでおくのも再発防止には効果的。
我が家は初回発生時にパテとアルミ缶のみで対応してしまったため、再度穴があいてしまいました。
もう1度やるのもめんどくさいため、最初の1回ですべて行っておきたいところです。
穴を塞いだ後に最低限行わなきゃいけないこと
さて、穴も塞いでこれで万全と思いきや…。
今あなたの家にいるネズミが、全て家の外にいるわけではありません。
逃げ場のないネズミが室内で大騒ぎする場合があるため、侵入口近くはネズミトラップで埋めておきましょう。
取り逃がしたときが大変なので少量を用意するより、一度に大量のネズミトラップを用意しておくと良いです。
人が思い浮かばないところを歩いていたり、ジャンプ力が高いため、小さな範囲にしか置かないとトラップに引っかからない場合もあります。
20枚あれば足りると思いますが、ドラッグストアなどで売ってる枚数だと心もとないです。20枚入っててもドラッグストアより安いのでオススメ!
意外にホームセンターや薬局で販売されているものは高くて、少ないのが現状でした。
というよりも、ネズミトラップが販売されているお店が少ないことに一番びっくりしました。
近場で購入して済ませようと思ったら在庫がないなんてこともありますので、ネットでも確認しておきましょう。
まとめ
ねずみが出て大変な思いをした私が言えることはただ一つ。
工事は立ち合い、穴が塞がっているか確認しましょう。
最近工事を行って、カリカリ音が聞こえたら、工事を行った場所を確認するといいかもしれません。
必要な道具は、インパクト、メタルパンチ、金だわし、パテだけ!
自宅にネズミが出たら悩むと思いますが、私は業者を使わず対処できました。
もし、これでもネズミが出る場合は天井裏や、床下、他の侵入経路があるかもしれません。
自分で対処できなくなったら、業者に相談してみましょう。