SEOとは一体なに?会社の問い合わせメールや営業の電話などで連絡があるけれど、費用も効果もよくわからないネット上の対策と思っていませんか?
実はちゃんとSEO対策をすると、会社サイトへの流入や問い合わせ量のアップ、商品が今よりも売れてメリットばかりです。
デメリットは費用対効果。内容をしっかりと理解して上位表示の必要性を理解しておきましょう。
上記のメリットを求めない場合は特にする必要のない施策となるので、自社にあった施策を進めていくことが大事になります。
SEOとは
Search Engine Optimization(サーチ エンジン オプティマイゼーション)と呼ばれ、和訳すると検索エンジン最適化ということになります。
マーケティング戦略の一つで、GoogleやYahooなどの検索結果で自社のページを他社よりも上に表示させることで、自社のサービスや商品を知らない人がそのコンテンツを見て検討する機会を作り出すことになります。
自分がユーザーになったときのことを考えると、知らない言葉や商品が出てきて初めてネットで調べるという言葉があると思います。自社のサイトや個人のサイトを【検索時】に見つける際必要なのはキーワード。
それでも大体の人が一番上の検索結果をクリックして、内容に満足しなければ(解決しなければ)1個下のタイトルをクリックしていくという順序があります。
これに関しては、サムネイルやタイトルにも影響されるため絶対ではありませんが、基本的にユーザーが選んだキーワードで上位表示されていなければクリックされないということになります。
実際に当社が運営している別のサイトで順位とクリック率のデータを見てみると、1位が40%、2位が27%、3位で15%という結果となり、それ以下は10%以下の数字となっています。
検索ボリュームの大小に関わらず、上位表示をすればアクセスは見込めるということが理解できると思います。
ただ、1位を取ったからといって確実に売れるわけではなく、記事(コンテンツ)の良し悪しも影響してきます。
SEOのメリットとデメリット
SEO対策と言ってもメリット・デメリットが存在します。
最初にお伝えしましたが、売るものも広告もなく検索結果で1位となっても、売上には貢献しません。売るものがないのに費用をかけてしまっては、出費が増えるだけでサイト運営の目的や収益を考えて対策する必要があります。
SEO対策のメリット
検索結果の上位に表示させる方法としてリスティング広告があります。ただリスティング広告の場合はクリック数に応じて費用が発生しますが、SEOの場合はクリックに応じて費用が発生することはありません。
サイト運営の初期で自社の商品を販売する場合、即効性があるのはリスティング広告だと思いますが、費用がかかるという点では、SEO対策をして上位に表示されたほうが費用対効果はでかいと言えるでしょう。
まずは検索が想定されるキーワードを洗い出し、コンテンツを制作していくことで、広告費をかけずに集客することができます。
ユーザーがそのサービスや商品を知らない場合、想定できるキーワードの検索結果で上位表示することによって、他社のサービスより認知はされる機会が増えるということ。
コンテンツの制作では、成約させるためにキャッチコピーやバナー、ボタンなどを配置して自社サービスなら問い合わせ、商品なら購入ページへの誘導を行い売上へと結びつけていきます。
SEO対策のデメリット
メリットがあればデメリットも存在します。
検索アルゴリズムのアップデート
まず1つは検索アルゴリズムのアップデートがあります。これは検索エンジンがユーザーにとって検索結果が間違っていかないように年数回行われるのですが、それによって順位が上下することがあります。
せっかく1位を取ったのに、アップデートの影響で検索結果にでなくなった、順位が落ちたということは今までの経験上多々あります。ただ、コンテンツの内容や自社の施策が間違っていなければ、ある程度戻ってくるので問題ないと言えるでしょう。もちろんテコ入れは必要になってくるため、アップデートのたびに費用がかかる場合もあるということは頭に入れておいてほしい部分です。
新規サービスや商品などの名称
2つ目に今まで存在しない商品名や新しいサービス名称など、広告を打たなければそのキーワードの存在すら気づかれない場合です。
世の中では、毎日新しい会社やサービス、商品などが出ていると思いますが、知らなければどう調べてもそのサービスにたどり着くことはできないのです。
会社ホームページにも言えることですが、名称が被ってなければ自社名を検索すれば1番に出るのは当たり前。これをSEO対策で1位を取ったという結果に持っていく業者もいるので注意しましょう。
ここで必要なSEO対策は、似たサービスを提供している会社よりサービス名や認知されている言葉で上位表示を取ることで、他社よりもアクセスや成約を伸ばすということになります。
外部要因による順位付け
自社でどれだけ改善施策をしようとも、他社サイトのドメインランクが高かったり、更新頻度が高かったりと、自社よりも改善している場合、勝ちきれない場合があります。
外部要因はリンクやドメインランク、サイトの規模などで変わってきますが、SEOだけではどうにもならない部分はもちろんあります。
そのために新規サイトを制作するのであれば、ある程度予算を絞ってコンテンツの制作や内部施策からスタートし、予算を増やして上位が取りにくいキーワードへ挑戦していくのが妥当ではあります。
ブルー・オーシャン戦略とは言うものの、認知されているサービス名称で上位表示ができなければ、ユーザーに認知されることは少ないでしょう。
ユーザーの検索行動
私たちが小さい頃であれば、広告はネットではなくテレビや新聞などでした。そこから口コミなどで広まり、どこで売っているか、どこなら買えるのかなどの情報をどうにかして入手していました。
たまごっちなどがいい例ですよね。
テレビニュースなどで取り上げられれば認知があがるのは今でも変わらないでしょう。
ですが今ではネットで情報を入手できるようになり、いろいろな広告を目にする機会が増えました。
友達から聞いた話やキーワードを検索する、インフルエンサーが紹介したものが本当にいいものか検索する、友達がおすすめしてた商品を調べてみるなど、検索結果次第では悪い口コミだったり、大絶賛する口コミサイトだったりします。
自社のサービスをより良く見せるためにも検索結果上位を目指したいところ。
ですが、ユーザー側もステマかどうかを気にしますし、実際使ってみて悪い評価ならそれをネットの口コミやSNSに普通に書いてしまうレベル。
ネットのリテラシーはまだまだ低い部分があります。1位を取るだけで売れる商品がまだまだあるということ。
商品の善し悪しよりも認知が優先されるのは、広告業界では当たり前のことなのです。ただそれを景品表示法に違反して誇大広告として出したり、化粧品などは薬機法などに違反すると罰金や刑に処されるということ。
法の網をかいくぐるよりも、正攻法で上位表示し商品を売っていくのがブランディングの強化にもなりえるでしょう。
話を戻しますが、SEOで上位表示をしてユーザーの検索結果の結論にたどり着きたいわけです。美容院などであれば予約、商品購入なら成約に至る部分に対して重点を置くのがコンテンツ制作の重要なところになります。
そこに至るまでのユーザー行動は多岐に渡りますが、
どんなキーワードで検索して何をしたいのか?
ここを理解することで、検索エンジンが求める答え(コンテンツ)を制作できることになります。
検索エンジンの仕組みについて
検索エンジンは毎日ロボットによる巡回により日々ネット上に上がっているコンテンツを収集しています。
これはクローラーと呼ばれ、クローラーが収集した情報やコンテンツをデーターベースに登録することで初めて検索結果に表示されます。
検索エンジンの仕組みというとプログラム的な解釈になりますが、ネット上の図書館のようなものです。
この図書館に置いてある本(インデックスされた記事)を検索結果の中からあなたが望むものはこれだ!と提案しているのが検索結果となります。
このインデックスされた情報というのにもいろいろな要素での評価があり、ドメインやコンテンツ、ニーズなど多岐に渡ります。
終電を知りたい人に、「池袋 終電」で検索された答えが「池袋には電車が何本通っており~」みたいなスタートでは検索ニーズと結果が伴いません。
すぐに知りたい情報ではすぐに答えがでるものが検索結果の1番に出るということを理解しておきましょう。
検索エンジンはなぜそこまでするのか
検索エンジンの種類は多数あります。ただユーザーの8割はGoogleを利用しています。残りはYahooやbingなど初期に設定された検索エンジンを利用しています。
なぜGoogleが検索結果にこだわっているかと言うと、かんたんに言えば利益のためです。
リスティング広告などでSEOの1位よりも上にお金で買える検索広告枠があります。けど検索エンジンでGoogleが使われなければ、クリックされないですしお金が入ってこないということになってしまいます。
Googleとしては利益追求という形ですが、無料で使っているユーザーが満足する結果を検索結果に出さないといけないのはそれが理由。
たくさんの人に使ってもらい、見てもらいたい人はお金を払ったりすることで検索エンジンは成り立っているのです。
そのため、Googleが実現したいことは、ユーザーが満足行くコンテンツを検索結果から導くこととなり、アルゴリズムを制するよりもユーザー視点で何を知りたいのか、解決したいのかを提案していくのが最終的なSEO対策となります。
ただ、これについても基本を抑えておかなければ、実行できない部分なので自社内で施策するときは色々と調べる必要があるでしょう。
Googleが掲げる10の事実
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能します。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
引用:https://about.google/intl/ja/philosophy/
SEOって結局なんなの?
最終的な結論として出たのはユーザーのためにユーザーが満たすコンテンツを作ることと考えています。
株式会社ラプターパーチでは、キーワード分析やターゲット分析を行い、サイトに必要なコンテンツを提案しています。
様々な手法(良し悪しありますが)の上でもまっとうなやり方で時間をかけてサイトを制作していくため、時間や労力、金銭はかかりますが、長期運営をしていくのであれば間違った施策をせずに制作が可能です。
サイトの目的や手段などに合わせてサイトを制作していますのでお気軽にご相談ください。